
平常時の対策〜本題に入る前に〜
日本がこんなに災害の多い国になるとは思っていませんでした。
私 hokenC が学生の頃は今ほど自然災害や人為災害がたくさん起こることはなく、取得する単位に「災害保健」という領域はありませんでした。今回、参考書を読みながら国試対策の勉強をしているのですが、現場の保健師業務が以前にも増して複雑で、日常的に重責を担っておられることを改めて実感しました。現職の保健師さんに感謝です。ありがとうございます。
さて hokenC の学習方針ですが、少しでも効率良い方法はないものかと右往左往している状況です。そもそも受験勉強に王道などはないのかも知れませんが、自分に合ったやり方というものを発見していきたいのです。
7月に入ってからは、本を読みながら手書きのスケッチをしてみました。しかし少し(?)汚すぎてまとめる段階で大変苦労してしまいます。
公衆衛生看護学の全貌を把握するためにはまず何をすべきか。
手順を少し改変して、本読みの後に各領域の国試問題をザッと振り返ってから直接まとめを入力してみることにしました。
本当は手で書いた方が記憶の定着には有利かも知れませんが、夏の間に一通りノートを作成しておきたいなと考えて段取りを変えることにしました。
国試には反復学習が大切です。そのために今は表面をさらえる感じで力まずやっていこうと思います。
「苦手科目の疫学・保健統計にもたどり着いてみせる」ということが今夏の目標です。
従って1回目のノート作成は原稿作りのためのネタ帳的な扱いです。不足している箇所、間違ってしまった部分、もっと知っておくべき内容の追加などは秋以降にやっていこうと考えています。
忙しい日は、10分だけ参考書や問題集に目を通す・・・。そんな感じで進めていきたいと思います。
ようやく本題に入ります。今日はインターメディカルの「公衆衛生看護学.jp 第5版 データ更新版(2022)」を参照しながら学習を進めていきます。
平常時の災害予防対策と保健師活動
1.地域の実態把握:市町村単位でしておかなくてはならないこと
① 災害時に収集すべき情報のリストを作成し、アセスメント方法等を決定しておく。
② 地区ごとに、管内医療機関等の連絡先・位置図を作成(マッピング)、掲示しておく。
③ 緊急対応の必要な事例および要援護者、療養者のリスト作成と保健指導票を整備する。
④ 地域活動を通して把握した保健・医療・福祉情報について、必要時に情報提供できるように整理しておく。
⑤ 有害化学物質の発生が考えられる工場などについては、保健所が労働基準監督署等と連携し、事故発生時に備えた知見の集積、医薬品の備蓄、環境汚染等への対策を構築しておく。
2.住民の把握:災害対策基本法において地域防災計画の策定が義務となっている(都道府県・市町村)
2013(平成25)年の法改正では市町村に高齢者、障害者、乳幼児等の防災施策において特に配慮を要する者(要配慮者)のうち、災害発生時の避難等にとくに支援を要する者の名簿(避難行動要支援者名簿)の作成が義務づけられた。
2021(令和3)年の改正では、避難行動要支援者の個別避難計画の作成が努力義務となった。
高齢者、児童、障害者などの避難誘導は市町村が担当し、難病患者、障害者、在宅人工呼吸器装着者、在宅透析患者などは保健所が担当し、医師会や医療機関と連携体制を構築しておく必要性がある。
3.住民への啓発活動
市町村は2021(令和3)年に改定された「避難情報に関するガイドライン」の発令基準に基づき災害情報を発令する。
「レベル3:高齢者等避難」「レベル4:避難指示」「レベル5:緊急安全確保」
4.災害対策マニュアル
市町村では首長を中心とした災害対策組織と情報伝達、避難、救助、災害時の緊急事態に対する施策、救急医療体制など、実情にあったマニュアル作成が義務づけられている。
5.教育普及啓発・防災リーダーの育成
保健師の予防活動としては、災害時に備え準備すべきこと、救急蘇生法、トリアージの意義、メンタルヘルスなどに関する知識の普及・啓発事業が大切になってくる。
地域における防災時のリーダーを決め育成することも重要。
6.救援・支援ネットワーク
保健、医療、生活問題の支援ネットワークづくりを行う。
保健師は個々の受け持ち事例についてアセスメントし、保健師間で共有しておく。
他の専門職種や地域のボランティアともパートナーシップを構築しておくことが大事。
*国試では、災害各期の具体的な保健活動について問われる出題がありました。今回は平常時の活動内容について学習しましたが、災害発生時から復興期(各フェーズ)の具体的な内容理解が重要です。
参考書には小さな文字でたくさんの参考資料を掲載してくれています。国試問題で理解しにくい箇所があれば、詳しく振り返る必要があるなと感じました。
災害保健の領域は空き時間に通読しました。
次回は緊急対策期からの保健師活動についてまとめていきます。出来るだけ現場の様子を想像しながら初動体制のあり方を学んでいきたいと考えています。
「自分の知っている地域ならどう動くか」と考えながら、まとめていきたいと思います。
コメント