保健師国家試験対策ノート〜放射線被曝と津波について〜

今回は災害時の保健師活動として「放射線被曝」と「津波」についてノートをまとめていきたいと思います。使用する参考書はインターメディカルの「公衆衛生看護学.jp 第5版 データ更新版(2022)」とメディックメディアの「保健師国家試験のためのレビューブック(2023)」です。

放射線・放射能と単位

放射線とは放射性物質から放出されるエネルギーを表し、α線、β線、γ線、X線などの種類がある。

放射能とは放射線が出す能力を表し、その能力を持つ物質を放射性物質という。

シーベルト(Sv)とは:人が放射線を浴びて被曝する度合い(人体組織への影響)

ベクレル(Bq)とは:放射性物質が放射線を出す能力(放射能の強さ)

1Svは1000mSv、1mSvは1000μSv

人体への影響

放射性物質はDNAを傷つけたり、死滅させたりする性質がある。
人体への影響は短期的影響(確定的影響)と長期的影響(確率的影響)に分けられる。

早期障害(被曝直後〜数週間):皮膚の紅斑・潰瘍、脱毛、白血球減少、不妊等

晩発障害(数ヶ月以降):白内障、胎児の障害、不妊、白血病、がん、悪性リンパ腫等

遺伝的影響としては、染色体異常(突然変異)等が懸念される。

医療における放射線の利用:X線検査・CT・PETなどの画像診断技術やがん治療では
① 被曝のリスクより患者の利益が十分に大きいと考えられる時
② 専門知識のある医師による管理の下
③ 被曝量を低減する努力のうえ利用される

放射線防護の3原則

  1. 距離による防護:放射線は距離の二乗に反比例して弱くなるため、遠隔で取り扱い可能な用具を使用する。
  2. 時間による防護:被曝線量は被曝時間に比例するので可能な限り作業時間を短くする。
  3. 遮蔽による防護:α線は薄紙、β線はプラスチックやアルミニウム版、γ線はコンクリートや鉛板で遮蔽できる。

放射線の汚染地域での保健師活動

他の災害と同様、平常時より活動マニュアルを整備し、在宅療養者のマッピングや支援活動のトレーニングをしておくこと。

甲状腺がんについては特に子どもの健康観察が重要で、生涯にわたったサポートが必要。
安定ヨウ素剤を予防的に内服することで、甲状腺被曝を低減することができる。

放射性物質や放射線の異常な放出が発生した場合は、避難指示区域への立入制限、屋内退避、汚染された可能性のある飲食物の摂取制限などの措置がとられる。

津波と災害

大きな地震が発生すると、断層運動により海底が隆起もしくは沈没する。
これによって海水が大きく動かされて海面が変動し、大きな波となって津波がおこる。

「素早く避難すること」が最も有効で重要。地震を感じたら高台へと避難。
防災設備への過信、安全への思い込み、誤った伝承・迷信などによって避難を遅らせてはいけない。正しい防災教育の実施が望まれる。

津波被害を受けた住民への保健師活動

支援の対象は個別支援にとどまらず避難所や仮設住宅での健康の保持増進、住居環境の改善、災害に特徴的な疾患の予防などへの対応が必要。

目の前で人や建物が流されている様子を目の当たりにして「自分だけが生き残ってしまったという罪悪感」に陥ることがある。これをサバイバーズ・ギルトという。

【hokenCから一言】
私は今、公衆衛生看護学の復習をほぼ毎日続けながら国家試験の準備を進めています。
まとめのノートも箇条書きになってきました。これでいいのかな〜(?)と感じながらも「継続すること」を目標に頑張っています。早く馴染みのある「母子保健」とか「精神保健」とかの領域にたどり着きたいのですがまだまだのようです。
WHOがサル痘について緊急事態宣言を出しましたね。この疾患については勉強不足なので、次回からは「感染症保健活動」についてノートを作成していきたいと思っています。

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