WHO「サル痘」の緊急事態を宣言

山口市小郡地域ではサルの被害が多発し、自宅にいた0歳児のお子さんまでもが負傷する事態が発生しているということでした。山里からやってきた凶暴なサルは今後どうなるのでしょうか。あらためて人と動物の共生の難しさを感じました。

目次

世界ではサル痘が確認されている

WHOがサル痘の緊急事態宣言を発令しました。あまり馴染みのない感染症でhokenCとしては十分学習しておく必要性があると考えています。国立感染症研究所のサイトをのぞいてみました。
興味のある方は是非ご覧ください。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/408-monkeypox-intro.html

サル痘とは(hokenCが学習した内容をノートにしました)

サル痘ウイルスによる感染で急性発疹性疾患。
4類感染症に位置付けられ、主にアフリカ中央部から西部にかけて発生。
サル痘ウイルスは大きく分けてコンゴ盆地系統群と西アフリカ系統群の2種類の遺伝的系統があり、コンゴ盆地系統群の方が重症化しやすく、ヒトからヒトへの感染性も高い。
このウイルスはオルソポックスウイルス属に分類されるが長径は300nmを超える巨大なウイルスである。同属にはサル痘ウイルスの他、痘そうウイルス(天然痘ウイルス)、ワクチニアウイルス(種痘に用いられるウイルス)、牛痘ウイルスが含まれる。
診断においてはこれらのウイルスとの鑑別が必要。

感染経路は、感染動物(げっ歯類動物か?)に噛まれること、あるいは感染動物の血液・体液・皮膚病変との接触による感染が認められている。ヒトからヒトへの感染はまれだが、患者のリネン類を介した感染の報告がある。飛沫感染・接触感染があると考えられる。
感染動物の血液・体液・発疹部位との接触による感染も確認されている。

サル痘は1970年にザイールで初めて報告された経緯がある。
2022年4月24日現在、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、ナイジェリアで発生が持続。
5月には海外渡航歴のないサル痘患者が英国で報告されている。

潜伏期間:5〜21日(通常7〜14日)
症状:発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などが1〜5日続き、その後発疹が出現
致死率:0〜11%と報告され、特に小児において高い傾向

治療は対症療法で一部の抗ウイルス薬に有効性あり(シドフォビルなど)

予防法は感染対策としてマスク着用、咳エチケット、手指消毒、手洗い、汚染したリネン類や衣類の接触回避(密閉した袋に入れ洗濯)が有効。

ワクチンについては痘そうワクチンがサル痘にも有効。
ウイルス暴露後4日以内に接種すると感染予防効果あり。
4〜14日で重症化予防効果があるとされている。

【hokenCから一言】
この疾患については遺伝子検査やウイルス分離による鑑別診断がスムーズに行われさえすれば、ワクチン接種や抗ウイルス薬投与などの手段があるということかなと思います。
現在の日本の状況では、大騒ぎする必要性はないのかもしれませんが、思わぬ感染症が流行することがあって、今もその渦中にあります。サル痘の原因となる動物もプレーリードッグとかアフリカヤマネコ・・とかはっきりとは特定されていないようなので、今後の動向を確認していくことが重要だと感じました。
この流れで国試対策ノートの作成では、感染症分類の基礎から学び直していこうと考えています。

7月25日夜、のんびり自宅でテレビを観ていると速報が入ってきました。
東京都でサル痘の患者さんが確認されたとのことです。
だんだんと緊張感が高まってきましたね。

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