保健師国家試験対策ノート〜地域保健活動のプロセス〜

今回は愛犬gomaちゃんのトリミングの待ち時間を利用し勉強しました。
夏は長時間マスクをしていると蒸れて大変なので結局、ワンボックスカーの中で過ごす時間が長くなりました。予定ではウインドーショッピングをするはずだったのですが、生活必需品(台所用スポンジ等)だけを購入しました。断捨離してからは、お買い物がとても慎重になり、要らないものや飽きが来るようなものは買わなくなりました。気に入ったものに限定し使い倒しています。
今年購入した参考書はとても「お気に入り」なので毎日使っています。
少しずつ汚れが目立ってきました。
今回もメディックメディアの「保健師国家試験のためのレビューブック(2023)」とインターメディカルの「公衆衛生看護学.jp 第5版 データ更新版」を参照し、ノートを作成していきます。

地域診断(地域アセスメント):科学的根拠のある診断が大切

地域診断とは、個人・家族、集団を含む地域全体を対象としている。
地域の観察や住民との話し合い、既存資料や実態調査から情報収集する。
地域住民の健康や生活を把握しアセスメントすることで、健康とQOLの向上を目指す。

〈地域診断のサイクル〉

  1. 情報収集
  2. アセスメント
  3. 計画
  4. 実施
  5. モニタリング・評価
  6. 修正

1〜6のサイクルをくり返し、よりよい活動へと繋げる。
明らかになった健康課題は、具体的な対策や活動方法を見出し施策化する。

〈地域アセスメント項目〉

  • 地理的特徴、気象条件、学校区や集落単位の特徴、道路や交通事情、通信・ITの整備状況、物理的環境(水・土地・空気)、住宅環境、人口構成、人口動態、非公式なグループ、公式なグループ、人とのつながり、サービスの生産・物流・消費、転入者への受容度、規範維持と管理、社会変化への対応、地域の相互扶助等
  • 医学的統計データ、疾病の罹患率・死亡率、疾病の危険因子、地域の安全、住民の精神衛生、失業率や就業率、救急医療を含む医療保健福祉施設、医療保健福祉サービス団体・マンパワー、社会資源の利用状況、教育レベル、社会経済的状況(生活保護家庭の割合等)、健康に関する価値観、健康意識、地域の意思決定と参加状態等

コミュニティ・アズ・パートナーモデル(アンダーソンとマクファーレンがシステム理論をもとに開発)

8つのサブシステム:① 物理的環境、② 教育、③ 安全と交通、④ 政治と行政、⑤ 保健医療と社会福祉サービス、⑥ コミュニケーション、⑦ 経済、⑧ レクリエーション
住民をコア(地域の人口や歴史)に総合的な情報収集を行う。

プリシード・プロシードモデルと(グリーンとロイターが提唱)

設定したテーマについて診断するプリシード(第1〜4)部分と、実施・評価を行うプロシード(第5〜8)部分から成り立っている。

プリシード
第1段階:社会アセスメント
第2段階:疫学アセスメント
第 3段階:教育/エコロジカル・アセスメント(準備要因・強化要因・実現要因)
第4段階:運営・政策アセスメントと介入調整

プロシード
第5段階:実施
第6段階:プロセス評価(目的・目標の達成に向けた活動状況を評価する段階)
第7段階:影響評価
第8段階:成果評価

情報収集

1.既存資料
統計資料、法的届出資料、調査資料
(人口動態・人口静態統計、診療報酬明細書、乳幼児健康診査の問診票等)

経年的推移を見ること。
人口規模同程度の他地域のデータや全国データ等を比較し分析すること。
量的データだけでなく、住民から得られた主観的情報(質的データ)も活用すること。

地域保健活動からの情報
家庭訪問、健康相談、健康教育などからの情報
地域の風習や文化、価値観なども把握する。

3.地区踏査(地区視診)
実際に地域に出向き、住民の生活の様子や、住宅、道路、公園・・・などの環境を観察し情報収集する。
地区踏査はくり返し行い、データを蓄積していく。

〈地区踏査の観察ポイント〉

住環境、公共的な場所、人が集まる場所の状態、地域住民がよく利用するサービス提供施設、街路での人々、貧困地域等の有無、外国人の有無、宗教、健康に関する情報、政治・政党、メディア等

4.質問紙調査・インタビュー
実施前に説明(目的・対象者・方法・倫理的配慮の内容等)

フォーカス・グループ・インタビューとは、少人数の座談会形式で行うインタビュー。
参加者(4〜12名程度)には自由に意見交換してもらい質的情報を把握する。
共通ニーズを把握できるメリットもあるが、メンバーの選定によってはバイアスがかかる可能性もある。

地区活動

保健師が行う一定地域における地域づくり活動をいう。
(家庭訪問、健康相談、健康教育、地区組織の育成、関係機関との連携等)
住民登録の有無にかかわらず、地区に居住するすべての者が対象。
ソーシャルキャピタルの醸成を図る(自助・共助を支援)。

コミュニティ・エンパワメント:
地域住民や地域組織が互いに対等な立場で話し合う中、コミュニティ全体の問題解決能力が育まれ、相互支援、主体的な施策へ参加するなどの変化が生じるプロセス。
意欲と自信、関心が高まる。
相互支援が活発になりリーダーが育成される。

活動の計画・実施・評価

事業計画は総合計画や既存の事業などと整合性を図り策定する。
自治体の計画は、基本構想→基本計画→実施計画→各事業計画で構成。

計画策定には住民と話し合う場を設ける。
達成可能な目標を設定し、費用対効果を考慮し財政の見通しを立てる。
参加率向上のため開催時期や場所を工夫する。
行政の計画策定には専門的立場から調査・審議する機関(審議会や調査会)がある。
(合議制にて運営されるが、諮問に対する答申は法的拘束力を持たない)

計画策定過程のポイント

  • 優先順位をつける(重大性・緊急性の高い課題から)(公共性・費用対効果にも着目)
  • 達成可能な目標を設定する
  • 目標を数値化する
  • ずれを予測し余裕をみて計画する
  • 長期的な視点を持ちつつ、短期的な目標を段階的に進めていく
  • 実施可能量を明確にする
  • 人的資源、物資、経費を確保する
  • 評価計画も同時策定する(公表方法も検討)
  • 住民参加で進める
  • 地域の問題点や既存の事業・施策との整合性を図り、活動を調整する

パブリックコメントとは:意見公募手続のこと(関連資料等を事前に提示し、意見を募集する)

アカウンタビリティとは:説明責任のこと(住民に対して情報公開と説明責任を果たす)

アウトソーシングとは:事業の外部委託のこと(定期的に事業者の評価を行い、事業の質を確保する)

【hokenCから一言】
車の中はエンジンをかけず、スライドドアを全解放し過ごしていました。
こんなことで熱中症になってしまっては元も子もありませんので、適宜お水を飲みながら学習を進めました。
良い汗をかきました。
夏になると現役の保健師をしていた頃を思い出します。普段はバイクや公用車で家庭訪問や出先の保健事業に出向くのですが、できるだけ担当地域を歩く時間を設けていたように思います。生活に密着した地域の情報は地区踏査から得られるものがとても多いという印象です。
各地域の掲示板やベランダに干してある洗濯物(あまり深くみてはいけないのかも?)は地域の住民の暮らしが直接伝わってくるものでした。
今でも長時間歩くことは大好きで、足腰の強さには少し自信があります。日常的には愛犬 gomaちゃんの散歩に出かけているのですが、電柱大好きワンちゃんで歩くよりも匂ってばかりいます。これではあまり運動にならないですね。
今年も地域のお祭りがコロナ患者の増加のために中止になるかもしれないな〜と気がかりです。また子どもたちの楽しみが減ってしまうかなと思うとなんだか切ないですね。

次回は保健師が行う保健事業についてまとめていきたいと思います。
まだまだ公衆衛生看護学の一部しかノート作成できていませんが、最新の「国民衛生の動向」が自宅に届くまでに既存の参考書と向き合っていきたいと思います。マイペースで頑張ります。

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