出題基準:
障害者(児)保健の理念と変遷
障害者(児)の保健医療福祉施策
共生社会の形成
人権擁護、虐待予防
【 文 献 】
- 医療情報科学研究所 編:「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」、メディックメディア、2022
- 荒井 直子 他 編:「公衆衛生看護学.jp 第5版 データ更新版」、インターメディカル、2022
- 医療情報研究所 編:「公衆衛生がみえる 2022-2023」、メディックメディア、2022
- 『標準保健師講座』編集室:「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」、医学書院、2022
- 医療情報科学研究所:「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア、2022
*今回は文献(1)(3)を参照しながら、ノート作成しています*
ノーマライゼーション
すべての人が共に生活できる社会・環境をつくることを目指す概念
昭和50(1975)年の国連総会で示された「障害者の権利宣言」で掲げられた
昭和56(1981)年は国際障害者年
平成18(2006)年には国連で「障害者権利条約」が採択され、日本は平成26年に批准
インクルージョン
障害、国籍、性別などの相違にとらわれず、一人ひとりのニーズに合わせて教育・福祉を行うこと。また障がいのある子どもへの支援では、可能な限り保育・教育面で合理的配慮を行うことが求められている。
国際生活機能分類(ICF):WHOの国際統計分類のひとつ
健康状態を生活機能と障害(心身機能・身体機能、活動、参加)と背景因子(環境因子、個人因子)の相互作用モデルを採用し評価している。
障害者基本計画:政府が策定
基本理念、基本原則、成果目標を定める。
第4次障害者基本計画では、社会的障壁除去の推進、障害者権利条約の理念の尊重や整合性の確保、障害者差別解消の推進などの基本的方向を示している。
都道府県は都道府県障害者計画を、市町村は市町村障害者計画を策定しなければならない。
身体障害の範囲
- 視覚障害
- 聴覚障害・平衡機能障害
- 音声機能・言語機能または咀嚼機能の障害
- 肢体不自由
- 心臓・腎臓・呼吸器の機能障害
- 膀胱または直腸障害
- 小腸機能障害
- ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害
- 肝臓機能障害
障害者基本法:基本原則、基本事項を定めている
身体障害者福祉法、知的障害福祉法、精神保健福祉法、発達障害者支援法、児童福祉法等
以上の法律と障害者総合支援法を加えた範囲を網羅した内容となっている。
平成23(2011)年に大規模改正され、共生社会の実現や発達障害を含むこと等が盛り込まれた。
障害者総合支援法:障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律
平成24(2012)年に「障害者自立支援法」から改題・改正された法律。
障害種別にかかわらないサービス給付の規定
共生社会を実現するため、社会参加の機会を確保し、社会的な障壁をなくすよう総合的・計画的に実施されることを基本理念とする。
対象となるのは、身体・知的・精神(発達)障害者・児に加え、難病患者で継続的に日常・社会生活に相当な制限を受ける程度の障害者・児も含まれる。
支援の変更・追加内容:
- 重度訪問介護の対象拡充
- 共同生活介護(ケアホーム)の共同生活援助(グループホーム)への一元化
- 地域移行支援の対象の拡大
- 地域生活支援事業の追加
- その他(障害者理解を深めるための研修や啓発事業等)
平成28(2016)年の改正内容:
- 障害者の望む地域生活の支援(自立生活支援、就労定着支援、重度訪問介護の入院支援等)
- 障害児支援のニーズの多様化へのきめ細かな対応(保育所等訪問支援の対象拡大、医療的ケア児に対する連携促進、障害児福祉計画の策定)
- サービスの質の確保・向上に向けた環境整備(事業所の情報公表制度等)
障害者手帳の種類:都道府県知事が交付
- 身体障害者手帳
- 療育手帳(「愛の手帳」「みどりの手帳」などの名称あり)
- 精神障害者保健福祉手帳
【hokenCから】
障害者(児)保健の内容は2回に分けてノート作成しています。
法に基づいた施策内容の詳細については、のちに保健医療福祉行政論を学習した際に深めていきたいと考えています。ちょっとペースアップします。
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