保健師国家試験対策ノート〜地域における支援が必要な精神疾患と支援の特徴〜

出題基準:

症状性を含む器質性精神障害(Aizheimer 〈アルツハイマー〉病、血管性認知症、Lewy 〈レビー〉小体型認知症、せん妄)
精神作用物質使用による精神・行動の異常(アルコール依存症、覚醒剤・大麻精神病)
統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害
気分(感情)障害(うつ病、双極性障害)
神経症性障害、ストレス関連障害(パニック障害、心的外傷後ストレス障害〈PTSD〉、適応障害)、身体表現性障害
生理的障害、身体的要因に関連した障害(摂食障害、不眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群)
パーソナリティ障害
習慣および衝動の障害(病的賭博、病的窃盗、病的放火)
小児期・青年期・成人期に発症する行動・情緒の障害

【 文 献 】

  1. 医療情報科学研究所 編:「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」、メディックメディア、2022
  2. 荒井 直子 他 編:「公衆衛生看護学.jp  第5版 データ更新版」、インターメディカル、2022
  3. 医療情報研究所 編:「公衆衛生がみえる 2022-2023」、メディックメディア、2022
  4. 『標準保健師講座』編集室:「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」、医学書院、2022
  5. 医療情報科学研究所:「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア、2022

*今回は文献(1)(2)を参照しながら、ノート作成しています*

統合失調症

  • 10歳代後半から20歳代に発症することが多く、幻聴や妄想などの陽性症状と思考障害や意欲の低下、感情の鈍化などの陰性症状が生じる。
  • 発症から1年未満の薬物治療開始は症状の再燃が少なく、慢性期に出現する生活機能障害を軽減することにつながる。
  • 陽性症状が安定した後は、低下した生活機能や社会的技能を向上せせるための支援を行う。
  • 就学や就労に向けた訓練や本人に適した就労への支援を地域援助事業者やハローワークなどの機関とともに行う。

うつ病・双極性障害

  • うつ病は、ほとんど毎日の抑うつ気分、興味・喜びの著しい減退により何らかの支障を生じている状態が2週間以上続く。
  • 説得や励ましは禁忌で、共感・受容的な態度で接すること。
  • 希死念慮や自殺企図などがあり緊急性が高い場合は精神科医の診察を受けるよう伝え、確実な受診に向けて支援する。(回復期の自殺に注意)
  • 双極性障害は、軽躁〜躁状態の時には調子が良いと本人が感じ、病識がなく、治療中断のリスクが高くなる。保健師は受診同行などにより治療継続に向けた支援を行う。

若年性認知症

65歳未満で発症した認知症で記憶力の低下、見当識障害、思考や判断力の低下など日常生活に支障をきたす疾患。

本人・配偶者に退職は急がず、上司や産業医等へ相談することを助言する。
都道府県に配置されている若年性認知症支援コーディネーターや若年性認知症コールセンターなどの専門相談も利用できる。

依存症:精神依存・身体依存を起こす(薬物・アルコール・ギャンブル・買い物等)

  • 家庭や職場でもさまざまな問題が発生
  • 患者と家族が相互に依存し合い、問題行動を助長することもある(共依存関係)
  • セルフヘルプグループや家族会を紹介する

薬物依存症(覚せい剤・大麻・麻薬・危険ドラッグ等)

  • 覚せい剤が最も多く(8,654人検挙)、ついで大麻(5,260人検挙)で過去最大になった(令和2年統計による)
  • 青年期〜成人期に多い。
  • 学校保健の中で薬物乱用防止教育を充実させることが必要。

アルコール依存症

  • 飲酒歴や心身状態の重篤度を判断し、必要に応じて医療機関受診を勧める。
  • 飲酒を止めることで離脱症状(手指の振戦、せん妄、幻覚等)が生じる。
  • 断酒会、AA等への参加が重要。
  • 飲酒した状態では面接は行わず、別日を再設定する。
  • 精神的なサポートとして家族の協力が欠かせない。
  • 飲酒の継続を可能にしてしまう家族や友人をイネイブラーという。
    (本人が直面するはずだった問題を本人にかわって行うことにより、飲酒継続を助長させてしまう)
  • 平成25(2013)年に「アルコール健康障害対策基本法」が制定される。

摂食障害:神経性無食欲症と神経性大食症に分類

BMI17.5以下は神経性無食欲症の診断基準のひとつである(ICD-10 )
(著しい低体重、無月経、食行動の異常、ボディイメージの歪み、自己誘発性嘔吐、下剤の乱用等)

本人に病識がなく、精神科受診を拒否する場合がある(まずは内科・小児科受診を勧める)

パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害(リストカットや過量服薬等)では、操作的であることが多く、家族や支援者などの関係者を巻き込んで混乱させることも少なくない、支援者は統一した対応を取ることが重要である。

ひきこもり

さまざまな要因の結果として社会参加を回避し、原則的には6ヶ月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態。

本人とのやりとりが可能になるまでは家族を介した関わりを継続する。
タイミングをみて本人と会い、必要に応じて精神医学的評価につなげていく。

精神疾患の有無を確認することが重要。

本人のニーズをアセスメントし必要に応じて、セルフヘルプグループを紹介する。

ひきこもり対策推進事業・制度

  • ひきこもり地域支援センター設置運営事業
  • ひきこもり支援に携わる人材の養成研修事業
  • ひきこもりサポート事業
  • その他(制度として生活困窮者自立支援制度や就職氷河期世代活躍支援などがある)

【hokenCから一言】

パソコンの入力ばかりしていると、肩が凝ってきますね。
こんな感じになったのは久しぶりです。だんだん受験生らしくなってきたなと思います。
「お盆までには対象別を済ませておきたい〜」と考えてピッチがあがってきました。
そんなに無理しなくてもいいのに・・・。あまり生真面目に根を詰めて頑張りすぎると精神保健上よくないことは知っています。一応・・・。
朝から夕食の準備は済ませていますが、お昼ご飯をどうするのかまだ未定です。早めにノート作成は済ませて午後からリラックスできる時間をたっぷり摂る方が良さそうです。
「外出はなるべく控え、涼しい室内で過ごしてください」と防災速報のアプリが連日通知してきます。なるべく涼しいところを探し求めて、ストレスフリーな時間を設けてみます。

対象別は「難病」と「歯科」が残っています。
次回は難病をまとめ、ノート作成したいと考えています。

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