保健師国家試験対策ノート〜保健統計「保健統計調査」〜

【hokenCから一言】

「保健統計」の最終回をまとめました。
現段階では簡単な用語理解のみにとどめていますが、国試には数多くの問題が出題されている領域ですので、2巡目の学習時には、細かなデータや計算方法の理解までクリアできるように努めたいと考えています。
本日は2回目のノート作成です。買い物や夕食の準備などは短時間で済ますことができたので、午後からの時間を有意義に過ごすことができました。
家事に時間をかけず、システマティック(=私の場合は手抜き?)に済ますことができるようになったのは、在職時代の時間配分を基準に今も生活をしているからでしょうか。
しかし春先くらいまでは、テレビやスマホを視聴している時間が長くなっていたように思います。
流れてくる内容については、辛い現実(戦争や感染症の状況、事件、事故、災害・・・)が多かったように思います。必ず1日1回はニュースは見るようにしていますが、心身のバランスを良好に保つ上では「見過ぎない」ことも大切だと感じました。
今、私にとってノート作成はマインドフルネス的な作業となっています。
何かに没頭できる幸せを感じる今日この頃です。

次回からは「学校保健」「産業保健」に移行します。
両科目がクリアできた頃に「国民衛生の動向(最新版)」が届いてくれると良いなと思っています。

保健統計のキーワード:保健師国家試験出題基準から

カテゴリーデータ、順序データ、数量データ、ヒストグラム、健康評価尺度、心理発達尺度、活動・行動・社会尺度、正規分布、二項分布、平均、幾何平均、中央値、最頻値、分散と標準偏差、四分位数とパーセンタイル値、相関・散布図、回帰、クロス集計、点推定と区分推定、帰無仮説と統計学的有意性、カイ二乗検定、t検定、相関係数、多変量解析、図表の選択・作成・活用、人口(日本・年齢別・世界)、人口動態統計(死亡・出生と人口再生産・死産・周産期死亡・結婚と離婚)、平均寿命、健康寿命、合計特殊出生率、年齢調整死亡率、標準化死亡比(SMR)、国勢調査、国民生活基礎調査、患者調査、医療施設調査、学校保健統計調査、社会生活基本調査、感染症発生動向調査、食中毒統計調査、国民健康・栄養調査、地域保健・健康増進事業報告、身体障害児・者実態調査、介護保険事業状況報告、衛生行政報告例、福祉行政報告例、国民医療費、介護サービス施設・事業所調査、国際疾病分類(ICD)、国際生活機能分類(ICF)、レセプト情報、特定健診等情報データベース(NDB)、国保データベース(KDB)システム、データの電子化、情報セキュリティ、データベース、レコードリンケージ、一次情報・二次情報、文献検索方法等

目次

保健統計調査

日本における主な保健統計調査

  1. 人口静態調査(国勢調査):悉皆調査・5年ごと(統計法)
    常住人口、個人調査、世帯調査
    10年ごとの大規模調査と、5年目に実施される簡易調査がある
    項目:性別、年齢、世帯構成、国籍、就業状態、住居の種類等
    平成27年〜インターネット回答も導入
    対象:国内に常在する外国人も含まれる
  2. 人口動態調査:悉皆調査・毎年〈毎月集計〉(統計法)
    人口動態5事象(出生、死亡、死産、婚姻、離婚)
    戸籍などの届出をもとに実施
    対象:日本在住の外国人、海外在住の日本人も含まれる
  3. 国民生活基礎調査:標本調査・毎年〈3年ごとに大規模調査〉(統計法)
    毎年:世帯票、所得票
    大規模調査年:毎年の調査に加え、健康票、介護票、貯蓄票
    無作為に抽出された世帯・世帯員が対象
    保健、医療、福祉、年金、所得等が基礎的事項
    3年に1回すべての分野に関して大規模標本調査を実施
    *有訴率:自覚症状のある者の人口千人に対する割合
    (全体では302.5、65歳以上では433.6)
    男性は「腰痛」「肩こり」「鼻がつまる・鼻汁が出る」「咳や痰が出る」「手足の関節が痛む」の順
    女性は「肩こり」「腰痛」「手足の関節が痛む」「体がだるい」「頭痛」の順
    65歳以上では男女とも「腰痛」が1位
    *通院者率:病院、診療所、施術所に通院・通所している者の人口千対に対する割合
    (全体では404.0、65歳以上では689.6)最も高いのは80歳以上
    男性は「高血圧症」「糖尿病」「歯の病気」「眼の病気」「脂質異常症」の順
    女性は「高血圧症」「脂質異常症」「眼の病気」「歯の病気」「腰痛症」の順
  4. 患者調査:標本調査・3年ごと(統計法)
    医療機関での、患者の性別、出生年月日、住所、疾患名、入院・外来の種別、受療状況等
    無作為に抽出された医療施設が対象
    10月中の3日間のうち医療施設ごとに定めた1日で行う
    退院患者は9月中の1ヶ月で行う(9月に退院した患者の在院日数の平均)
    受療率(人口10万対)、推計患者数、退院患者の平均在院日数が得られる
    推計患者数:入院が131万人、外来が719万人、うち65歳以上が入院73.2%、外来50.7%を占めている
    入院受療率は1,036、外来受領率は5,675(人口10万対)
    傷病分類別の入院受療率は、精神及び行動の障害、循環器系の疾患、新生物の順
    傷病分類別の外来受療率は、消化器系の疾患(歯の疾患が多数)、循環器系の疾患、筋骨格系及び結合組織の疾患の順
  5. 医療施設調査:悉皆調査・動態調査は毎月/静態調査は3年ごと(統計法)
    開設者、診療科目、設備概況、従事者数等
    病院は8,300施設(一般病院7,246、精神科病院1,054)、一般診療所は10万2,616施設、歯科診療所は6万8,500施設
  6. 学校保健統計調査:標本調査・毎年(統計法)
    定期健康診断の結果に基づく発育状態(身長、体重)、健康状態(主な疾病・異常の被患率等)
  7. 社会生活基本調査:標本調査・5年ごと(統計法)
    生活時間の配分、生活行動(学習、自己啓発、訓練、ボランティア活動、スポーツ、趣味、娯楽、旅行、行楽等)
  8. 国民健康・栄養調査:標本調査・毎年(健康増進法)
    身体状況(身長、体重、血液検査等)
    栄養摂取状況(食事状況、食物摂取状況等)
    生活習慣(食生活、飲酒、喫煙等)
    一時点における横断的な調査
    20歳以上の男性の肥満は33.0%、女性では22.3%
    やせは男性3.9%、女性11.5%(20歳代が20.7%)
    喫煙している割合は、男性27.1%、女性7.6%
  9. 食中毒統計調査:悉皆調査・毎月(食品衛生法)
    食中毒の患者・死者の発生状況

地域保健・健康増進事業報告

  • 保健所と市町村が行う地域保健事業、市町村が行う健康増進事業の実施状況
    *令和元年度の1歳6ヶ月児健康診査の受診率は95.7%、3歳児健康診査は94.6%

国民医療費:診療費、薬局調剤医療費、入院時食事・生活医療費、訪問看護医療費

  • 医療費の3要素:①1人あたりの件数(受診率)、②1件あたりの受診日数、③1日あたりの医療費
    1人あたりの医療費=①✖️②✖️③
  • 平成30年度の国民医療費
    総額:43兆3,949億円
    人口1人あたり:34万3,200円
    国民所得に対する割合:10.73%
  • 年齢階級別では、65歳以上が全体の60.6%
  • 1人あたりの医療費は、65歳未満が18万8,300円、65歳以上が73万8,700円、75歳以上が91万8,700円
  • 傷病分類別の医科診療医療費では、循環器系の疾患(19.3%)、新生物(14.4%)、筋骨格系及び結合組織の疾患(8.0%)となっている

国際疾病分類(ICD):疾病及び関連保健問題の国際統計分類
*WHOが作成、ほぼ10年に1回改定、日本では最新版ICD-11適用に向け準備中

【 文 献 】

  1. 医療情報科学研究所 編:「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」、メディックメディア、2022
  2. 荒井 直子 他 編:「公衆衛生看護学.jp  第5版 データ更新版」、インターメディカル、2022
  3. 医療情報研究所 編:「公衆衛生がみえる 2022-2023」、メディックメディア、2022
  4. 『標準保健師講座』編集室:「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」、医学書院、2022
  5. 医療情報科学研究所:「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア、2022
  6. 車谷典男・松本泉美 編:「疫学・保健統計ー看護師・保健師・管理栄養士を目指すー」健帛社、2016

*今回は、主に文献(1)を参照し、ノートを作成しました。

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