hokenCから
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。
2015年の国連サミットにおいて全ての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられました。
2030年を達成年限と考えて17のゴールと169のターゲットから構成されているということです。
私(hokenC)は保健師(Public Health Nurse=hokenを担当している人)でありますが、臨床心理士(Clinical Psychologist)・公認心理師(Certified Public Psychologist)でもあります。
実はhokenC(ホケンシー)の「C」は2つの心理職の頭文字をとってつけてみました。
駄洒落が好きな人の発想のようですが・・・
昨日から心理臨床系の学会にWeb参加しています。今回はコロナ禍ということもあって多くのコンテンツがオンラインで視聴できるようになっています。
私のように宿泊を伴う外出が難しい者にとっては、とてもありがたいシステムです。
録画されたシンポジウムや研究発表は3週間以上、利用し学習させていただくことができます。
昨夜は若手の方々がSDGsについて発表・交流されているコンテンツにアクセスしました。
現在では心理職も様々な専門職と連携・協働する立場で活動をしています。
保健師としても心理職としてもSDGsはとても刺激を受けました。いろいろ考えさせられる内容であると感じています。
今回はもしかしたら終始、感想文のような内容になってしまうかもしれませんが、あらためてSDGsについて考えてみました。
SDGs 17のゴール(2016〜2030年)について考える
1.貧困をなくそう
日本でも貧困によって十分な栄養を摂取できない状態があると思っています。
在職中は、学校給食に依存しながら必要な栄養を昼間にとっているという子どもたちに出会いました。残ったパンやおかずを可能ならば持って帰って欲しいと思うこともありました。特に土日や夏季・冬季の休暇期間は、給食がない状態になります。とても心配になりました。
幼少期に必要な栄養摂取ができないということは、身体発育面だけでなく精神面でも大きなダメージを受けることになります。
昭和の時代であれば近所のおばさんが地域に数多く存在していて、おやつやおにぎりを食べさせてくれました。私が子どもの頃は、そんなお節介(?)な地域の人々によってひもじい思いをすることはなく過ごせていたように思います。
今、昔を懐古しても意味がありませんが、新たなる地域社会を構築していく必要性を日々感じています。
2.飢餓をゼロに
国家のあり方によって格差がありすぎます。私たちはむしろ過剰摂取を悩みダイエットに励むという習慣の中にいます。とても贅沢な悩みです。
このSDGsを通して世界に目をむけ、反省もしながらフードロスをなくしていきたいと再認識しました。
3.すべての人に健康と福祉を
この目標は保健師の活動そのものですね。地域で活動する保健医療福祉の専門職や行政職員はこのことを真剣に考えて施策を立案し、実施しているのだと思います。
4.質の高い教育をみんなに
教育は一生ものと思います。特に幼少期の教育(幼児教育や保育)は重要だと考えています。
しかし教育は誰でも一律の手法で実施できるものではありませんので、個別性を配慮した教育のあり方も同時に検討していかなくてはならないと思います。
人を育てるには、それを支える人が必要です。教育には人件費を含めた予算が必要です。手厚い教育には人の手とICTの利用も含めた技術的な革新が必要不可欠だと感じています。
5.ジェンダー平等を実現しよう
昭和の時代と比較し、女性の社会進出が進んだという一面はあると思います。
しかし女性が子どもを産み育てるには、まだまだ社会的基盤や理解が不足しているのではないでしょうか。
男女の生き方は自由ですが、男女を問わずジェンダーフリーな生き方ができてこそ平等なのだと思っています。
自分自身の性について悩むということが今後、減るにはどうしたらよいのかも考えていかなくてはならないと感じています。
6.安全な水とトイレを世界中に
日本に住んでいると恵まれた状態があたりまえのようになっています。
家の水道水が「飲める、おいしい」ということは、とてつもない幸福です。
人間にとって水ほど重要なものはないですよね。日本の上下水道の技術は他国と比較しても、きっと素晴らしいものだと思います。日本は世界に向けて技術提供・支援する立場であると認識しています。
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
私がまず最初に就職したのが一般企業でした。そこはエネルギー会社でもありましたので、企業内では人々の生活を守るための使命のようなものがあったと思います。
月日は流れ地球温暖化に対応するために、さまざまな科学技術を導入し新しいエネルギーを生み出す活動をしているとのことです。
クリーンなエネルギー利用があたりまえになる時代を、私が生きている間に確認できることを期待しています。
8.働きがいも経済成長も
日本では非正規で就労する人々が増加し続けています。
以前と比較し転職などがしやすいというメリットもあるかもしれませんが、十分な生活保障とは程遠い状態にもなっています。経済的不安がどれほどダメージを与えるかは、私にも十分想像できます。子どもなどの扶養家族がいるとなおのことです。
ワークライフバランスについては政府の方針がネックになっていると感じています。
過労死寸前まで働かなくても生活できるシステム作りが重要なんだと思っています。
9.産業と技術革新の基礎をつくろう
これからの日本を考えると、強靭なインフラ構築が必要なんだと実感します。
次世代に残しておくと必ずプラスになるような建造物や道路・交通機関・・・を建築していくことも重要なんだと考えるようになりました。
以前はダムの建設などは、どの程度必要なのかと考える場面もありましたが、自然災害を緩和できる技術が駆使できるのであれば重要なインフラということになりますね。
日本の技術が世界の技術と合わさってイノベーションの推進につながると素晴らしいと思います。
10.人や国の不平等をなくそう
国によって人々の生活は様々ですね。先進国に住んでいる日本人には実感が湧かないことも世界には多く存在していると思います。国や人種・信条・文化など「自分達とは違う」という点だけで偏見に満ちた態度をとってしまうこともあります。
同質性を求めすぎてしまうということは、差別をしてしまう側の弱さや不安によるものということでしょうね。
同調圧力に弱い日本人だからこそ、気をつけていきたい項目だと思います。
日本にも勤労目的などで外国人の方が多く来日しておられます。言語の違いはあるもののバリアフリーな感じで今後も交流していきたいです。
11.住み続けられるまちづくりを
日本は災害が多い列島ですが、安心して居住できるエリアを確認し、問題点があれば改善することを急がなくてはならない状況です。
建築物の安全性も重要ですが、過疎地や限界集落など人的な構成や行政のあり方など問題点を数多く有する市町村もあると思います。ハード面だけではなく、コミュニティとしての資源(特にそこに住む人々の存在)をフル活用し、認め合える、助け合える関係性作りが大切だと感じています。
12.つくる責任つかう責任
消費者として生産者としての態度が問われる目標ですね。
今までは薄利多売で、安ければ安いほど喜んでしまうような消費行動も考えものですね。現在の日本は物が無い時代ではなく、物が溢れた世界に生きています。
私は断捨離を決行して、必要な物以外は所有しない生活をスタートさせています。家の中にあるものは、ほぼ全て所在を把握できるまでに成長しました。
買い物についてもかなり慎重になっています。「飽きがこないで大事に使用できる自信」があるもの以外は購入していません。
値段というものは妥当な金額であることが重要なので、安売りに飛びつく行動はひかえたいものだと考えています。
食料については地産地消を目指していきたいです。
13.気候変動に具体的な対策を
毎日、YouTubeで地震情報や気象情報を入手して備えています。
この気候変動で不安を増強しないために、いつもウォーミングアップしているような感じです。国内では水害が以前とは比較にならないほど増加しています。
「水」はいのちにとって必要不可欠なものですが、生命の危険をおかす脅威にも変貌します。地震と併せて水害対策を考える今日この頃です。
本日(9月3日)も台風の進路が気になります。今後の予定変更も含めて注視しています。
14.海の豊かさを守ろう
私はどちらかというとお肉よリも、お魚の方が好きです。
刺身で魚をいただける幸せを日々感じていますが、気候変動や魚の乱獲など生態系のバランスをおかす要素は出そろってきてしまいました。
人間は自分の生活を守るために自然を相手に環境を守る意識を継続的に持ち続けることができなかったのかも知れません。
そろそろ大量消費の時代を終えて、次のステージに入らなくてはならないと感じています。
15.陸の豊かさを守ろう
大量消費の時代に生き、安くて手に入るものばかりに目がいきすぎてしまいました。
日本は森林の多い国ですが、家を建てるときも安価な輸入木材に流れてしまいました。国の森林を守るために林業が継続し栄えるような認識が薄くなってしまったと思います。二酸化炭素の問題を森林経営と結びつけながら、「木を愛し、木を育て、木とともに生きていきたい」と考えています。どうすればよいのか今後も考えていきたいです。
16.平和と公正をすべての人に
戦後生まれの私にとっては、今年ほど衝撃的な時代はありませんでした。
まさか自分が生きている間に戦争の脅威を身近に感じることはないとタカを括っていたのです。この地球を世界中の人と共有しているのだということを今、とても実感しています。正直に言うならばテレビでウクライナとロシアの情勢を映像として観るのは辛いですね。チャンネルを変えたくもなりますね。
しかし平和については、今こそよく考え逃避することなく過ごさなくてはならないと認識しています。
17.パートナーシップで目標を達成しよう
今まで日本の事ばかりを考え、身近な人との交流に終始していた私ですが、世界にも目を向けつつ、誰とでも話し合えるような素地を身につけていきたいと思っています。
このコロナ禍で人との接触を最小限度にしていた時期を少しずつ脱して、健やかな人もそうでない人とも一緒に生きていけるようなコミュニティとは何か・・・を考えていきたいです。病や障害があっても、若くても年老いていても、男でも女でも、そしてどちらとの言えない状況であっても、自分らしく生きるためにどうすればよいか、その人らしく人生を歩むにはどんな道があるのか・・・を考えていきたいと思っています。
これから・・
現在、私は保健師の専門領域である公衆衛生看護学を自身で学び直しています。
あらためて「生きるための学問」ということを再発見しています。
臨床心理学にも強烈なコミットを示して過ごしていた時期があります。
心理職だからこそできることも多くあると思っています。
他職種も含めた橋渡しの学問領域があるようにも思いますので、今後も勉強は続けていきたいと考えています。
これからもよろしくお願いいたします。
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