hokenCから
今回から保健師国家試験の過去問題にチェレンジしています。
分野はどこからスタートさせようか迷ったのですが、9月は災害が多い月という認識があるので「健康危機管理」から始めることにしました。
この領域は国試の出題数も比較的多く、保健師活動の中でも重要な箇所になっていると感じています。
そこでクエスチョン・バンクの問題を解き始めました。
結果は一通り学んだお陰で(1クール目の学習と国民衛生の動向によって)、なんとか解答を得ることができそうな印象です。しかし過去問を解けても次回の国試にそのまま出題されることはないので、過去問の周辺を探索し理解しておかなくてはなりません。
どんな学習方法が有益なのか・・・考えていると作業がストップしてしまいました。
また、人によって効率の良い学習方法が全く違うということで、私の場合はどうなのか?
またまた考えてみました。
過去の自分を振り返ると、「とにかく前に、前に、深く調べられなくても前に・・」という感じで、1回目の過去問チャレンジは済ませていたように記憶しています。
まずは出題される形式・パターン・傾向・レベル等を知ることからスタートさせていました。
現在、2.5クール目の勉強(対策ノート作成と最新データの把握)をしていたつもりですが、実は現役の保健師学生さんのそばに追いつくための猛ダッシュだったわけで、本当は今が1クール目なのかな〜と思っています。
なのでこれから本格的に学習計画を立てて前進する方向性を見つけていかなくてはなりません。
今日の学習方法は、過去問をちょっと丁寧に振り返りすぎかな?と感じています。
このペースでは2冊の問題集を来年の国試までに解き終えることができません。
もっと楽しく問題にチャレンジしてみたい。
どうすれば良いか・・・迷っていますね〜
「クエスチョン・バンク」は姉妹本の「レビューブック」のおかげで、比較的頭の中が整理されてインプットでき、大きな助けを得ています。
ここはパターンを変えて「医学書院の保健師国家試験問題集 2023版」に移行してみてはどうかと思います。両者の違いは現段階では全くわからないのですが、程よい刺激を受ける必要性はあります。
hokenCが現役学生の頃は、保健師の問題集はなく、かろうじて医学書院の「看護婦国家試験問題集」だけが出版されていました。これで歳がバレてしまいますね〜
当時は電話帳サイズ(厚さ8〜9cm程度)でボリュームもありましたが、繰り返し解いておくと不合格になることはないといわれていました。実際に同級生で不合格者はゼロでした。
今の時代は医学的な進歩もあって国試のレベルが看護師・保健師ともにハイレベルになっているという印象です。過去の安堵感に甘んじることなくhokenCも心して過去問チェレンジしていくことにします。
前置きがいつも長くなってしまうのですが、次回からは本物のノート(手書き)を作成してみると良いかも知れませんね。
まずは問題集にトライして「分からないこと、重要なところ、引っかかりそうなところ、過去問から派生する新たなるヤマ・・」等をメモして進めていくのも一つの方法ですね。
今夜は中秋の名月。
月でも観賞しながら、今後の方向性を見つけ出してみることにします。
クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版
「健康危機管理」を学習する
健康危機管理の定義 P400
平成9(1997)年に定められた「厚生省健康危機管理基本方針(H13年以降は厚生労働省健康危機管理基本方針)」における定義:
「医薬品、食中毒、感染症、飲料水、その他何らかの原因により生じる国民の生命、健康の安全を脅かす事態に対して行われる健康被害の発生予防、拡大防止、治療等に関する業務であって、厚生労働省の所管に属するもの」
101回午前17:健康危機管理指針の策定のきっかけは?
- 東海村臨界事故:平成11年に起こった臨界事故
- 阪神・淡路大震災:平成7年に起こったマグニチュード7.3の地震
- 新潟県中越沖地震:平成19年に起こったマグニチュード6.8の地震
- 新型インフルエンザ(A/H1N1):平成21年に流行した感染症で日本では200人が死亡
平成9年以前に起こったものは、阪神・淡路大震災のみ
健康危機管理の体制 P401~402
104回午前21:災害時の健康危機管理における保健所の役割は?
- 避難所の指定:市町村長が指定
- 傷病者の広域搬送:災害派遣医療チーム(DMAT)の役割
- 災害対策本部の設置:都道府県知事および市町村長が設置
- 健康被害の拡大防止
保健所の役割は、健康危機発生の未然防止、健康危機発生時に備えた準備、健康危機への対応、健康危機による被害の回復、人的・物的被害の拡大防止等を行う。
情報通信手段の確保は大事。
107回午前12:健康危機の発生の未然防止とは?
- 緊急危相談窓口の設置:発生あとに設置
- 感染症サーベーランス:監視業務を行うことで、発生を未然に防止
- 避難行動要支援者の把握:平常時に行う備え
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)のある人への支援:発生後に行われる支援
健康危機発生時に行われる対応は、医師からの届出の受理、入院措置、就業制限、食中毒発生時の調査、営業停止許可の取り消し等を行う。
その他、と畜場・旅館業・給水・病院・廃棄物処理業等の許可の取り消しを行うこともある。
リスクマネジメント P403
107回午後14:事業継続計画(Business Continuity Plan:BCP)とは?
- 労働者災害補償保険の記載が必須である:労働者の負傷、疾病、障害、死亡等を補償する制度のこと
- 災害対策基本法に策定義務が明記されている:記載されていない(内閣府のガイドラインに示されている)
- 策定した計画は5年ごとに改定しなければならない:策定義務はない
- 緊急事態発生時に、社会機能をできる限り維持するための業務続行の計画である
事業継続計画は、被害を最小限に抑えながら事業者が事業を遂行するための計画である。
災害の定義と分類 P404
103回午後31:特殊災害に分類されるのは?
- 原子力発電所の事故による放射線の漏えい:特殊災害
- 石油タンカーの座礁による海水の汚染:特殊災害
- 列車の脱線による交通網の障害:人為災害
- 大雨による河川の氾濫:自然災害
- 地震による橋の崩落:自然災害
自然災害:台風、集中豪雨、洪水、地震、津波、雷、火山噴火、豪雨、森林火災・・・
人為災害:化学物質事故、都市大火災、ビル・地下街火災、炭鉱事故、交通災害、工場の爆発事故、マスギャザリング災害(群衆による将棋倒し等)
特殊災害:放射性物質の放出事故、重油流出事故、有毒化学物質の飛散、CBRNE(シーバーン)災害、感染症の世界的流行、戦争等
*CBRNEとは、chemical(化学)、biological(生物)、radiological(放射性物質)、nuclear(核)、explosive(爆発物)の略のこと。
文献
医療情報科学研究所:「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア、2022、P400-404
『標準保健師講座』編集室:「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」、医学書院、2022
一般財団法人 構成労働統計協会「国民衛生の動向・厚生の指標 増刊・第69巻9号 通巻第1081号」、2022
医療情報科学研究所 編:「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」、メディックメディア、2022
医療情報研究所 編:「公衆衛生がみえる 2022-2023」、メディックメディア、2022
荒井 直子 他 編:「公衆衛生看護学.jp 第5版 データ更新版」、インターメディカル、2022
車谷典男・松本泉美 編:「疫学・保健統計ー看護師・保健師・管理栄養士を目指すー」健帛社、2016
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