
今回は方法論Ⅰの続きで、健康のために行う保健行動についてまとめてみました。各行動については用語の説明が主な内容になっていますが、実例を想像しながら「どんな行動が、〇〇行動なのか」を理解する必要性があります。



ぼくがいつも寝不足にならないように居眠りをしているのは何行動?



それは本当に健康のために行っているのですか?



どう分類しようか迷ってしまいますね〜
保健行動の種類:QB P35-36


- 健康な状態にある人が、健康の保持や増進を目的に行う行動を何というか。
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健康増進行動(例:スイミングスクールに通う)
- 自覚症状はないが、病気につながる行動を避けたり、病気に対する予防措置をとったりする行動を何というか。
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予防的保健行動(例:がん検診を受ける)
- 病気の状態ではないものの、放置すると病気になるリスクに気づき、病気にならないよう回避しようとする行動を何というか。
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病気回避行動(例:禁煙する)
- 病気の状態に気づき、その解決を目指してとる行動を何というか。
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病気対処行動(例:体調不良について相談する)
目的別保健行動
セルフケアとは
社会資源等を活用して自分の健康問題に自ら取り組み、解決しようとする行動
コンプライアンスとは
専門職が健康のために必要であると勧めた指示を、患者が遵守する行動
アドヒアランスとは
コンプライアンス行動よりも、患者自身の主体性を重視し、患者自身が主体的・積極的に治療に取り組む行動
ウエルネス行動とは
健康を維持・増進しようとする努力や健康づくりのこと
- 健康であると自覚している人が、適正体重を維持して、より健康になるために行うウォーキングは何行動になるか。
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ウエルネス行動
- 疾病を早期発見と早期治療により、健康障害の進展を防止する行動を何というか。
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二次予防行動
ヘルスリテラシー(保健行動の理論):QB P37


ヘルスリテラシーとは、WHOによると「健康の増進や維持に役立つ情報にアクセスし、理解し、利用する個人の意欲や能力となる認知的で社会的なスキル」のことをいう。
- 個人、集団、組織間でリスクやその管理手法について相互に意見交換することを何というか。
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リスクコミュニケーション
- ヘルスリテラシーとはどのようなものですか。
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⑴ 健康の自己管理能力につながる。
⑵ ヘルスプロモーションにおいて住民の主体的な参加を促進する要因になる。
セルフエフィカシー(自己効力感):QB P38





よかったら、アーカイブ記事にも目を通してください。


- 自己効力感を高める要因とは何か(4つ)
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成功体験、代理的体験、言語的説得、生理的・情動的状態(情緒的高揚)
- 他人が何かを達成したのを見て「自分にもできるだろう」と感じることがある。
この時、自己効力感を高めている体験は何か。 -
代理的体験
エンパワメント:QB P39


- エンパワメントの過程にはどのようなものがありますか。
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傾聴 ⇨ 対話 ⇨ 行動アプローチ
- グループエンパワメントで大切なものは何か。
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グループメンバー同士が共通の課題に気づき、お互いに話し合い、問題解決に必要な力を獲得していくことが大切。
医療情報科学研究所(2022)「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア P35-39
医療情報科学研究所 編(2022)「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」メディックメディア.
一般財団法人 構成労働統計協会(2022)「国民衛生の動向・厚生の指標 増刊・第69巻9号 通巻第1081号」.
医療情報研究所 編(2022)「公衆衛生がみえる 2022-2023」メディックメディア.
標準保健師講座 編集室(2022)「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」医学書院.
荒井 直子 他 編(2022)「公衆衛生看護学.jp 第5版 データ更新版」インターメディカル.
車谷典男・松本泉美 編(2016)「疫学・保健統計ー看護師・保健師・管理栄養士を目指すー」健帛社.
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