2023年保健師国家試験ラストスパート19【母子の健診と支援 Q&A】

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今回は、対象別公衆衛生看護活動論の母子保健(2回目)についてまとめています。健康診査や子育て支援の項目は情報量がかなり多い領域になりますので、Q&Aを中心に勉強を進めています。

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よかったら「ごまごまプレイス」のアーカイブも読んでみてね。
国家試験対策:「母子保健」の復習ノートがおすすめです。

目次

小児の公費負担医療制度:QB P129-130

療育医療の制度は何法で定められていますか。

児童福祉法(結核児童で指定医療機関に入院した者に対して医療、学習、療養生活に必要な物品を支給する制度)

医療扶助の制度は何法で定められていますか。

生活保護法

口唇口蓋裂の手術について

育成医療の対象で、「障害者総合支援法」における自立支援医療制度(実施主体は市町村)
18歳未満の障害児のうち、その身体障害を除去、軽減する手術などの治療を行う。

保健師

小児を対象とする公費負担医療制度については復習をしておきましょう。
養育医療・育成医療・結核児童療養給付・小児慢性特定疾病医療費助成制度については法的根拠を暗記しておくと良いですね。

子育て世代包括支援センター:QB P131

妊娠から出産・育児までの切れ目のない包括的な支援が目的。
平成28(2016)年の母子保健法改正により設置されたセンター。
保健師は母子保健コーディネーターとして支援することも多い。
(市町村には設置に関する努力義務が課せられている)

子育て世代包括支援センターが行う必須業務とは何ですか。

妊産婦・乳幼児等の実情を把握すること
妊娠・出産・子育てに関する相談に応じ、情報提供・助言・保健指導を行うこと
支援プランを策定すること
関係機関との連絡調整を行うこと

要保護児童対策地域協議会の設置に関しては何法で定められていますか。

児童福祉法
(要保護児童の保護、要支援児童や特定妊婦への適切な支援が目的)

妊娠・出産包括支援事業:QB P132
〜産前・産後サポート事業と産後ケア事業について〜

産前・産後サポート事業の対象者はどのようになっていますか。

妊娠・出産・育児に不安を抱えるなどの相談支援や交流支援、孤立感の軽減・解消が必要な者
多胎、特定妊婦、障害児を抱える妊産婦などで社会的支援が必要な者

産後ケア事業の対象者はどのようになっていますか。

産後の心身の不調・育児不安などがある者
新生児・乳児が自宅で養育可能な者

市町村に妊娠を届出・母子健康手帳を交付:QB P133-134

妊娠届の届出事項には何かありますか。

届出年月日、氏名・年齢・個人番号・職業、居住地、妊娠月数
医師または助産師の診断・保健指導を受けた時は、その氏名
性病および結核に関する健康診断の有無

妊娠・出産・育児に関する一貫した健康記録を何というか。

母子健康手帳
(必須記載:妊娠中の経過、乳幼児期の健康診査の記録、予防接種の記録、乳幼児身体発育曲線)
(任意記載:日常生活上の注意、育児上の注意、妊産婦・乳幼児の栄養の摂取方法、予防接種に関する情報 など)

妊婦健康診査の望ましい基準:QB P135-136

妊娠初期〜23週の妊婦健康診査の受診間隔はどのようになっていますか。

4週間に1回

妊娠24〜35週の妊婦健康診査の受診間隔はどのようになっていますか。

2週に1回

妊娠36週〜出産までの妊婦健康診査の受診間隔はどのようになっていますか。

1週間に1回

検査項目について

  • 血液検査:B型肝炎抗原、C型肝炎抗体、HIV抗体、梅毒血清反応、風疹ウイルス抗体 など
  • 初期に1回:子宮頸癌検診(細胞診)
  • 期間内に2回:超音波検査
  • 妊娠30週までに1回:HTLV-1抗体検査、性器クラミジア検査

新生児・乳児訪問指導の目的:QB P136-139

*子どもの発育・発達を評価する。
*保護者が自信をもって育児に取り組めるよう支援する。
*家庭環境や家族関係をとらえ、家庭内の協力関係を整える。
サポートや社会資源をうまく活用できるよう支援する。
*支援を継続できるような関係を形成する。

新生児訪問指導の根拠法令は何法ですか。

母子保健法
(原則生後28日以内の新生児が対象で、育児上必要であると認められる家庭)
(保健師や助産師等の専門職が訪問)

乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)の根拠法令は何法ですか。

児童福祉法
(原則生後4か月までの乳児がいるすべての家庭が対象)
(保健師、助産師、看護師、児童委員、母子保健推進員等が訪問)

看護師

新生児の特徴や指導内容については、小児看護や母性看護の領域で復習をしておいてくださいね。

乳幼児健康診査:QB P140-142

3〜4か月児の乳児健康診査で「あやしても笑わない場合」どのようなことを考慮する必要性がありますか。

知的発達遅滞や発達障害の可能性を考え、経過観察を行う。

正常乳児の1日体重増加量の目安はどのくらいですか。
① 0〜3か月
② 3〜6か月
③ 6〜9か月
④ 9〜12か月

① 0〜3か月 ⇨ 25〜30g
② 3〜6か月 ⇨ 20〜25g
③ 6〜9か月 ⇨ 15〜20g
④ 9〜12か月 ⇨ 7〜10g

乳児健康診査では発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)の有無を診るために何を確認しますか。

股関節開排制限(両膝・両股関節を90度屈曲させ、両股関節を外転させる:途中で抵抗を感じないか確認)
大腿皮膚溝または鼠径皮膚溝の非対称

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乳幼児の発達に自信がない方は、以下のアーカイブを一読して理解を深めていただけると良いと思います。

文 献

医療情報科学研究所(2022)「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア P129-142
医療情報科学研究所 編(2022)「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」メディックメディア.
一般財団法人 構成労働統計協会(2022)「国民衛生の動向・厚生の指標 増刊・第69巻9号 通巻第1081号」.
医療情報研究所 編(2022)「公衆衛生がみえる 2022-2023」メディックメディア.
標準保健師講座 編集室(2022)「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」医学書院.
荒井 直子 他 編(2022)「公衆衛生看護学.jp  第5版 データ更新版」インターメディカル.
車谷典男・松本泉美 編(2016)「疫学・保健統計ー看護師・保健師・管理栄養士を目指すー」健帛社.

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