2023年保健師国家試験ラストスパート20【乳幼児と女性支援 Q&A】

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今回は活動論(母子保健)の領域で「乳幼児の発達と女性支援」について学習をしています。
保健師にとって発達の理解は必須の内容になっています。
特に生後3〜4か月や1歳6か月、3歳児といった乳幼児健康診査のチェック項目は重要だと思っています。

保健師

乳幼児健康診査では母子の育児状況や発達状況などの確認が欠かせません。また虐待リスクの有無についても把握し、早期支援に繋げられるよう現場では努力をしています。

目次

子どもの発達ポイント:QB P143-146

体重が出生時の2倍以上となり、首がすわり、あやすと笑うようになる赤ちゃんの月齢は何か月ですか?

3〜4か月

1歳6か月頃の発達の特徴は?

ひとりで歩く、コップで水を飲む、スプーンを使って食べようとする
積み木を2〜3個積むことができる
意味のある言葉を2〜3語話す
簡単な指示に従うことができる
離乳が完了する・・・など

3歳頃の発達の特徴は?

自分の名前を言う
簡単な文章を話す
指示に従う
物の大小・長短の比較、色の弁別ができる
ままごとやごっこ遊びをする
階段をひとりで登る
衣服の着脱をしたがる・・・など

母子健康手帳に記載されている「保護者の記録」で、「はさみを上手に使えますか」「片足でケンケンをしてとびますか」という項目は、何歳頃の確認事項になっていますか?

4歳頃
(はっきりした発音で話ができるのは、5歳頃の確認項目)

乳幼児健診場面で精神発達の観察ができない場合、保健師は家庭訪問を行い、子どもがリラックスした環境で発達状況を観察する必要性があります。
たとえば3歳児健康診査などでは、言語理解や精神発達の確認ができない状況で、半年以上の期間を空けることは適切ではありません。

離乳食の進め方

*生後5〜6か月頃:1日1回1さじずつ始める(なめらかにすりつぶした状態)
*生後7〜8か月頃:1日2回食(舌でつぶせる固さ)
*生後9〜11か月頃:1日3回食に進める(歯ぐきでつぶせる固さ)
*生後12〜18か月頃:1日3回の食事のリズムを大切に(歯ぐきで噛める固さ)

乳幼児のリスクアセスメント:QB P147-148

令和元年の「0歳児の不慮の事故」による死亡で最も多いのは何ですか?

窒息(78.2%)
⇨ 交通事故(10.3%)、溺死および溺水(3.8%)

令和元年の「1〜4歳児の不慮の事故」による死亡で最も多いのは何ですか?

交通事故(37.5%)
⇨ 窒息(31.9%)、溺死および溺水(19.4%)、転倒・転落・墜落(4.2%)

乳幼児健康診査の集団指導で「防災および災害対策についての普及啓発」をする場合

災害時には普段の生活で入手できたものができなくなる可能性があります。
非常用の持ち出し品はバックなどに入れておくことが望ましい。
特に乳幼児がいる家庭では、粉ミルク・哺乳瓶・市販の離乳食・おむつ・おもちゃなどを、子どもの月齢に合わせて準備しておくと良いです。

女性のライフステージ 妊娠期・産褥期:QB P149-150

虐待のリスクについて

新しい土地で初めての子育てをする場合は、親族や地域社会から孤立をしてしまうため、出産後の支援者がいるのかどうか確認する必要性があります。

育児不安は子ども虐待へつながるリスクもあるため、保健師としては妊産婦の身体的・心理的・社会的特徴を理解し支援を行うことが大切です。(育児不安がある場合は、地区担当の保健師を紹介し、個別の継続支援につなげること)

育児期:QB P151-153

子育て支援における保健師の対応

母親の気持ちに沿って相談を進める。

対象者の行動を評価することは出来るだけ控える。

育児不安や心配が続き、育児の大変さを訴える母親のグループ活動では、他の母親との対話を通して自分の問題に気づくことが出来るよう配慮する。

中高年期:QB P154

閉経後に不正性器出血がみられる場合は、どのように対応する必要性がありますか?

既往歴や生活状況をよく確認した上で、婦人科の受診を勧めることが望ましい。

高齢女性のがん検診は、どのような目的で実施されていますか?

早期発見・早期治療のための予防的施策として実施されている
(おりものに血が混じる・・というような症状がある場合は、早期に医療機関を受診し適切な検査・治療を受ける必要性がある)

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「ごまごまプレイス」では母子保健の学習がまだまだ続きますが、受験生のみなさんは自分のペースを大事にして前進していってね***

文 献

医療情報科学研究所(2022)「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア P143-154
医療情報科学研究所 編(2022)「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」メディックメディア.
一般財団法人 構成労働統計協会(2022)「国民衛生の動向・厚生の指標 増刊・第69巻9号 通巻第1081号」.
医療情報研究所 編(2022)「公衆衛生がみえる 2022-2023」メディックメディア.
標準保健師講座 編集室(2022)「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」医学書院.
荒井 直子 他 編(2022)「公衆衛生看護学.jp  第5版 データ更新版」インターメディカル.
車谷典男・松本泉美 編(2016)「疫学・保健統計ー看護師・保健師・管理栄養士を目指すー」健帛社.

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