
今回は第108回の保健師国家試験問題【午後 29】を抜粋して、学校保健統計調査について復習をしています。



この問題の正答率は29.9%で、選択肢2つをともに正解できる人が少なかったようです。特に2番の問題を間違う受験生の方が多かったようです。
ここは新しいデータも踏まえて学習しておきたいところですね。
第108回 保健師国家試験問題【午後29】より
- 令和2年度(2020年度)の学校保健統計調査について正しいのはどれか、2つ選べ。
1. 幼稚園児の、むし歯(う歯)の保有率は20%程度である。
2. 裸眼視力1.0未満の小学生は35%程度である。
3. むし歯(う歯)を保有する小学生は 前年度に比べて減少している。
4. 中学生のむし歯(う歯)の保有率は45%程度である。
5. 裸眼視力1.0未満の高校生は50%程度である。 -
答えは 2 と 3
問題に解説はこちら
1 令和2年の幼稚園児のむし歯(う歯)の保有率は30.3%
2 裸眼視力1.0未満の小学生は37.5%
*正解* 選択率:34.1%
3 令和2年度のむし歯(う歯)を保有する小学生は40.2%で、前年度の44.8%より減少している
*正解* 選択率:92.1%
4 中学生のむし歯(う歯)の保有率は32.2%
5 裸眼視力1.0未満の高校生は63.2%


文部科学省のホームページから:学校保健統計調査(令和3年度)
令和3年度の調査結果はこちらに掲載されています
文部科学省「令和3年度学校保健統計(確報値)の公表について」 令和4年11月30日
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/kekka/k_detail/1411711_00006.htm
令和3年度学校保健統計 調査結果のポイント


【健康状態調査】
(1) 裸眼視力 1.0 未満の者の割合は、年齢が高くなるにつれておおむね増加傾向となっており、小学校1年生で約4人に1人、小学3年生で約3人に1人、小学6年生では約半数となっている。
(2) むし歯(う歯)の者の割合は、8歳が最も高くなっている。
(3) 鼻・副鼻腔疾患の者の割合は、小学校・中学校で 1 割程度となっており、9歳が最も高くなっている。
【発育状態調査】
(1) 身長の平均値の推移は、平成6年度から 13 年度まで上昇し、その後横ばい傾向。
(2) 体重の平均値の推移は、平成 10 年度から 18 年度まで上昇し、その後横ばい傾向。
(3) 肥満傾向児の割合は男女ともに小学校高学年が最も高く、特に男子は9歳以降 1割を超えている。
痩身傾向児の割合は、男女とも10 歳以降 約2%~3%台となっている。


医療情報科学研究所(2022)「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア.
医療情報科学研究所 編(2022)「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」メディックメディア.
一般財団法人 構成労働統計協会(2022)「国民衛生の動向・厚生の指標 増刊・第69巻9号 通巻第1081号」.
医療情報研究所 編(2022)「公衆衛生がみえる 2022-2023」メディックメディア.
標準保健師講座 編集室(2022)「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」医学書院.
荒井 直子 他 編(2022)「公衆衛生看護学.jp 第5版 データ更新版」インターメディカル.
車谷典男・松本泉美 編(2016)「疫学・保健統計ー看護師・保健師・管理栄養士を目指すー」健帛社.
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