
今回は「リスク比・リスク差・寄与危険・オッズ比・・・」などの疫学指標について復習をしています。用語については以前、学習をしているので大丈夫だと思っていたのですが、時間の経過と共に忘却している箇所がありました。国試当日までは「繰り返し学習」が必要なのかもしれません。
もし私(hokenC)が受験生なら手書きのMEMOを試験当日の朝に見直しておくんだろうな〜と思います。



電車の中でやるんでしょう?
疫学の効果指標:「公衆衛生がみえる 2022-2023」P15-18


相対危険度(リスク比)・寄与危険度(リスク差)・寄与危険割合
相対危険度(リスク比)
寄与危険度(リスク差)
寄与危険割合
オッズ比
「疾病発生などの事象が起こった人数と起こらなかった人数の比」のことをいいます。
*症例対照研究の際に相対危険度の近似値として用いされることが多い*
疫学研究のデザイン:「公衆衛生がみえる 2022-2023」P16-25


疫学研究の3段階
第1段階:記述疫学 ⇨ 疾病頻度を様々な視点から記述すること(例:横断研究)
第2段階:分析疫学 ⇨ 仮説の検討において、要因と疾病の関連を検討すること(例:コホート研究・症例対照研究)
第3段階:実験疫学 ⇨ 仮説を検証するために、要因の有無が疾病発症に関係があるのかを、対象者に介入し実験すること(例:介入研究)
記述疫学・横断研究・生態学的研究
記述疫学
横断研究
生態学的研究
コホート研究と症例対照研究
コホート研究 =前向き研究
疾病の発症や死亡の有無について追跡調査する。
長期間の追跡が必要で費用や労力が大きい。
現時点で起こっていることであり、妥当性が高い。
要因の有無別に対照群が選択されるのでバイアスは小さい。
症例対照研究 =後ろ向き研究
過去の曝露状況を調べる。
追跡が必要ないので費用や労力が小さい。
記憶に頼るので想起バイアスなどの影響を受けやすく妥当性が低い。
対照群を選択する段階でバイアスが発生していることが多い。
稀な疾患の調査が可能。
介入研究
実験的な予防・治療・介入を受ける介入群と対照群とを設定し、両群のアウトカムの比較によって評価を行います。
対象者を介入群と対照群に分ける方法としてランダム化(無作為化)があり、ランダム化を行った介入研究をランダム化比較試験(RCT)といいます。
RCTは介入試験の中でも最も信頼性が高いとされています。
二重盲検法とは
研究者も被験者がどちらの群に属しているのかわからないように行う方法で、バイアスの発生を取り除くことが期待されて実施されます。
偶然誤差と系統誤差(バイアス)
偶然誤差(ランダムエラー)
系統誤差(偏り・バイアス)
バイアスの種類
選択バイアス:自己選択バイアス、健康労働者バイアス、脱落バイアス
情報バイアス:想起バイアス、面接者バイアス、測定バイアス
交絡バイアス:年齢や性別は交絡因子になることが多い
信頼性と妥当性
信頼性 =高いと偶然誤差が小さい
ある対象を測定するごとに、測定値が偶然どの程度ばらつくのかの尺度
信頼性の高い測定は結果のばらつきが小さく、常に同じ結果が得られる
妥当性 =高いと系統誤差が小さい
測定結果が全体として真値に比べてどの程度偏っているのかの尺度
妥当性が高い測定は結果の偏りが小さく、より真値に近い結果が得られる
検査の指標とスクリーニング:「公衆衛生がみえる 2022-2023」P26-31


スクリーニング検査
罹患の自覚のない疾病を早期に発見するために行う検査
(重大な健康問題、罹患率が高い、確定診断法がある、適切な治療法がある)
(集団に適応可能、簡便で安価、侵襲性が低い、偽陽性や偽陰性が少ない)
感度・特異度
感度:疾病ありの者を正しく陽性と判定する割合
特異度:疾病なしの者を正しく陰性と判定する割合
陽性反応適中度・陰性反応適中度
陽性反応適中度:検査陽性者のうち実際に疾病ありの者の割合
陰性反応適中度:検査陰性者のうち実際に疾病なしの者の割合
尤度比
陽性尤度比
疾病のある者が疾病のない者に比べて何倍陽性になりやすいかを示します。
陰性尤度比
疾病のある者が疾病のない者に比べて何倍陰性になりやすいかを示します。





計算問題は手書き勉強がおすすめ
保健師国家試験過去問題の復習MEMO:疫学の苦手箇所はここだった
(2022年9月のアーカイブから)
疫学的因果関係・有病率・罹患率等のMEMO


相対危険・オッズ比・寄与危険・人口寄与危険のMEMO


症例対照研究・コホート研究・交絡因子等のMEMO


スクリーニング検査(敏感度・特異度・偽陰性率・偽陽性率等)のMEMO


医療情報科学研究所(2022)「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア.
医療情報科学研究所 編(2022)「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」メディックメディア.
一般財団法人 構成労働統計協会(2022)「国民衛生の動向・厚生の指標 増刊・第69巻9号 通巻第1081号」.
医療情報研究所 編(2022)「公衆衛生がみえる 2022-2023」メディックメディア P15-31.
標準保健師講座 編集室(2022)「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」医学書院.
荒井 直子 他 編(2022)「公衆衛生看護学.jp 第5版 データ更新版」インターメディカル.
車谷典男・松本泉美 編(2016)「疫学・保健統計ー看護師・保健師・管理栄養士を目指すー」健帛社.
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