
今回は保健統計の中でも、毎年トピックスになっている死因統計と疾病統計について復習をしています。死因順位については年度ごとに変化や特徴があると、そこは国試でも出題されやすい場所ということになります。また男女別、年齢別の特徴も重要です。悪性新生物では部位別の結果も要チェックだと思っています。



看護師・保健師・助産師の国家試験が段々と迫ってきましたね。これからが集中して取り組めると一段と成果があがる時期だと思います。生活を朝型に調整しながら体調を整え取り組んでいってくださいね。



応援していま〜す
日本の死因順位:第1位から第10位(2020年)
第1位:悪性新生物(男:1位、女:1位)
第2位:心疾患(2、2)
第3位:老衰(5、3)
第4位:脳血管疾患(3、4)
第5位:肺炎(4、5)
第6位:誤嚥性肺炎(6、6)
第7位:不慮の事故(7、7)
第8位:腎不全(8、10)
第9位:アルツハイマー病( ー 、8)
第10位:血管性等の認知症( ー 、9)


年齢階級別の死因順位:第1位・第2位(2020年)
0歳:先天奇形、変形及び染色体異常(36.0%) 2位:周産期に特異的な呼吸障害等(15.3%)
1〜4歳:先天奇形、変形及び染色体異常(18.4%) 2位:悪性新生物(13.1%)
5〜9歳:悪性新生物(25.2%) 2位:不慮の事故(16.0%)
10〜14歳:自殺(28.6%) 2位:悪性新生物(19.2%)
20〜24歳:自殺(57.0%) 2位:不慮の事故(13.1%)
30〜34歳:自殺(41.1%) 2位:悪性新生物(17.1%)
40〜44歳:悪性新生物(27.9%) 2位:自殺(26.6%)
50〜54歳:悪性新生物(36.7%) 2位:心疾患(13.0%)
60〜64歳:悪性新生物(45.1%) 2位:心疾患(12.3%)
70〜74歳:悪性新生物(45.2%) 2位:心疾患(12.2%)
80〜84歳:悪性新生物(30.6%) 2位:心疾患(14.2%)
90〜94歳:心疾患(17.8%) 2位:老衰(17.8%)
悪性新生物の年齢調整死亡率の推移:部位別(2019年)
男性 ⇨ (数値)は年齢調整死亡率
1位:肺(35.3)
2位:大腸(19.7)
3位:胃(18.7)
4位:膵(13.3)↑
5位:肝(11.4)
女性 ⇨ (数値)は年齢調整死亡率
1位:乳房(12.2)↑
2位:大腸(11.7)
3位:肺(10.4)
4位:膵(9.1)↑
5位:胃(7.0)


自殺の原因・動機(2020年)
1位:健康問題(72.8%)
2位:経済・生活問題(23.3%)
3位:家庭問題(22.1%)
4位:勤務問題(13.1%)
5位:男女問題(5.1%)
6位:学校問題(2.1%)
国民生活基礎調査(2019年)による健康状態
自覚症状の状況(有訴者率)
有訴者率=調査日の有訴者数÷世帯人員×1,000
通院の状況(通院者率)
通院者率=調査日の通院者数÷世帯人員×1,000
全年齢の傷病(男)
1位:高血圧症
2位:糖尿病
3位:歯の病気
4位:眼の病気
5位:脂質異常症
全年齢の傷病(女)
1位:高血圧症
2位:脂質異常症
3位:眼の病気
4位:歯の病気
5位:腰痛症


患者調査による受療状況
受療率=推定患者数÷人口×100,000
傷病分類別受療率(2017年)
入院
1位:精神及び行動の障害(約6割が統合失調症)
2位:循環器系の疾患(約6割が脳血管疾患)
3位:悪性新生物(腫瘍)
外来
1位:消化器系の疾患(約8割が歯の疾患)
2位:循環器系の疾患(約7割が高血圧性疾患)
3位:筋骨格系及び結合組織の疾患
平均在院日数(傷病別)
1位:精神及び行動の障害 277.1日
2位:神経系の疾患 81.2日
3位:循環器系の疾患 38.1日





詳しくは最新の「国民衛生の動向」のアーカイブ記事を読んでいただくと良いかと思います。


医療情報科学研究所(2022)「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説 2023 第15版」メディックメディア.
医療情報科学研究所 編(2022)「保健師国家試験のためのレビューブック 2023 第23版」メディックメディア.
一般財団法人 構成労働統計協会(2022)「国民衛生の動向・厚生の指標 増刊・第69巻9号 通巻第1081号」.
医療情報研究所 編(2022)「公衆衛生がみえる 2022-2023」メディックメディア P54-65.
標準保健師講座 編集室(2022)「2023年版 医学書院 保健師国家試験問題集」医学書院.
荒井 直子 他 編(2022)「公衆衛生看護学.jp 第5版 データ更新版」インターメディカル.
車谷典男・松本泉美 編(2016)「疫学・保健統計ー看護師・保健師・管理栄養士を目指すー」健帛社.
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