毎日、可愛い子どもたちと過ごしています
保育園の看護師として勤務するようになってから、3ヶ月が過ぎました。
今回は保健師や心理士とは違う領域でもあるので、断捨離したはずの本棚が段々埋まってきてしまいました。ほぼ、週1冊ペースで専門書を購入し勤務の合間を縫って一気読みしています。
新しい職場は、自分自身の認知的な機能を維持するためには良好な環境と感じていますが、新しいことばかりをやり続ける大変さも実感しています。
現場は想像以上に事務的な作業が多くなっています。
もうすぐ還暦なので体力勝負のお仕事よりも、PC操作を主にした事務的な作業も兼ねた職場が理想的となっていますが、各職場で採用しているシステムを覚えたり、操作したりすることは一足飛びにはいきません。これは経験を重ねるほかありません。
まるで新規採用されたルーキー的な存在です。
もっと若い人が来るべき?
私くらいの年齢になると、乳幼児との接点がある日々は夢のようです。
と同時に「いつ何時でも急変し対応を求められる現場」でもあります。日常的には平和な空気感に満ちていますが、万が一のために救急処置を実践するための判断力と技量を持ち続けていなくてはなりません。
保育の現場で看護師は単独職種ということでもあります。常にウォーミングアップした状態でスタンバイする必要性があります。ちょっと怖がりで心配性くらいの人物の方がむしろ、危機管理の面では適性があると自分に言い聞かせています。
なので恐々と文献や動画で知識と技術を確認することは決して悪くはない、必須のことと信じています。
それでも今後のことを考えると、20代・30代くらいの看護師にバトンタッチすることも考慮しなくてはなりません。できれば養護教諭の免許を保有している看護師・保健師であるとなお良いと思います。
保育園の職員室は小さな子どもたちの保健室でもあります。ベッドはないけれど必要時、布団を敷いて看護ケアが実践できるスペースがあります。
今、私は時代と時代、世代と世代、保育と教育をつなぐ場所にいると思います。
保育園や幼稚園が認定こども園に変換される勢いの中で、看護の領域を超えた学術的な魅力を日々感じています。
臨床心理士・公認心理師の居場所として
子どもたちの発達や保護者支援などを丁寧に行うとなると、心理学の知識はとても有効です。
園には常勤の心理士はいませんが、保育の現場に直接介入して子どもたちの日常を観察・アセスメントする場面はたくさんあると思います。
また日々の保育にあたられている保育士の皆さんのメンタルヘルスケアも重要です。
女性が多い職場ならではのストレスがあるかもしれません。
今日は平日にお休みが取れたことを喜びつつ5歳児健診について予習し、新版K式の発達検査の手技について勉強したいと思っています。
歳をとっても取り組める何かがあるということは、幸せなことでしょうか・・・
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