芸術の秋 どうする? 「アートセラピーについて考える」

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hokenCから

ひさしぶりに邦楽を聴きながら過ごしています。
最近はいろんなアーティストがカバー曲を歌っておられて懐かしいなと感じることがよくあります。
先日、新しく画材を購入して絵を描く準備はできているのですが、なかなか描き始めることができていません。
うまく描きたいという欲望があるとダメですね。そろそろ犬を描くことを卒業して、自分のイメージするものが表現できると良いな〜と思います。
以前、松花堂弁当を9個のパーツに分けて描いてみたことがあります。
心理療法では枠を設けることが、大切です。その枠付けが今、なかなかできないのです。
何かを表現するということは、ある一定のエネルギーが必要で、それができない時もあるのですね。
そう考えると出題範囲が定められたテストのようなものの方が少し楽な一面があるのかもしれません。

アートセラピーについて

アートセラピーとは絵を描いたり、粘土やその他の立体の素材を使って表現したり、コラージュを作ったりして、作品制作を通して自分が表現したい思いや感情を表して、こころのケアをしていくセラピーのことをいいます。
アートセラピーは心理学をベースに発達した比較的新しい領域でもあります。
自分の気持ちを言葉で表現できない時でも絵であれば表現できる時があります。
また、大人でも子どもでも自己表現することができるものでもあります。
何か悩みや葛藤が溢れてきた時、アートという手段を利用して心の葛藤を乗り越えようとする人がいるかも知れません。
作品にはいろんなメッセージが内包されています。自分では気がつかなかったものを一旦、外に出して外在化したうえで自己コントロールできるきっかけを得ることがあるかも知れません。また新たなる発見を自らの力で体験し、受け身の自分ではない主体的に生きる自分自身を再獲得する力が働くこともあると思います。

アートセラピーの「セラピー」という言葉は、「心理療法(サイコセラピー)」ということになりますが、心理学にもいろんな学派があります。日本でも米国でアートセラピーのトレーニングを受けて帰ってこられた方がおられるとのことです。
アートセラピーについては、芸術的表現が目的ではないので、美術教育とは異なる領域です。上手い下手が重要視されているわけではないので、絵で何かを表現し、どのような心の体験をしたのかを把握することの方が大事だと思います。
表現する側を見守る存在も重要です。アートセラピストになるためには専門的なトレーニングが必要で、いろんな臨床実習とスーパービジョンがそのトレーニングに含まれているとのことです。

アートワークではなく、アートセラピーとして成立させるためには、心理学の知識とトレーニングが必要になってくるということですね。
私(hokenC)が今、なかなか前進できないのはアートワークをしたいのか、アートセラピーとして体験したいのか・・・という狭間にいるからだと思います。
芸術の秋です。まずは楽しくアートにふれて過ごすことが第一なのかも知れません。

絵画、コラージュ、陶芸、音楽、舞台芸術、箱庭、園芸・・・・・などなど。
まずはアートワークから。

【文献】
関則雄「臨床アートセラピー 〜理論と実践」日本評論社、2016

 

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